CLL14(NEJM)
併存疾患を有する慢性リンパ性白血病と診断された人が初めての治療を考える場合、「ベネクレクスタ+ガザイバ」治療を選択することで、「クロラムブシル+ガザイバ」治療を選択した場合を上回る2年無増悪生存率が期待できる。
「ベネクレクスタ+ガザイバ」治療を受けた人の52.8%がグレード3または4の好中球減少症を経験した。「クロラムブシル+ガザイバ」治療を受けた人では48.1%が経験した。グレード3または4の感染症を経験した人は「ベネクレクスタ+ガザイバ」治療を受けた人の17.5%であった(vs 15.0%)。
【発表】
2019年6月4日
【試験名】
CLL14(Phase3)〔NCT02242942〕
【試験参加国】
米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ブラジル、ブルガリア、カナダ、クロアチア、デンマーク、エストニア、フランス、ドイツ、イタリア、メキシコ、ニュージーランド、ポーランド、ルーマニア、スペイン、英国
【原著】
N Engl J Med 2019; 380:2225-2236. [PubMed:31166681]
【さらに詳しく】
- 併存疾患を有する慢性リンパ性白血病患者に対するベネトクラクスとオビヌツズマブ〔NEJM日本語アブストラクト〕
- ベネトクラクス併用でPFSを有意に延長 米アッヴィのCLL対象P3試験、標準治療との比較で〔日刊薬業〕
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