
E1508(Cancer)
初めての化学療法を考える場合、「エトポシド+シスプラチン」に「ビスモデギブ」または「シクツムマブ」の追加併用を選択しても無増悪生存期間の延長は期待しにくい。試験では「エトポシド+シスプラチン」を受けた人で4.4ヵ月、「エトポシド+シスプラチン+ビスモデギブ」を受けた人で4.4ヵ月、「エトポシド+シスプラチン+シクツムマブ」を受けた人で4.6ヵ月。
生存期間の延長も期待しにくい。試験では「エトポシド+シスプラチン」を受けた人で8.8ヵ月、「エトポシド+シスプラチン+ビスモデギブ」を受けた人で9.8ヵ月、「エトポシド+シスプラチン+シクツムマブ」を受けた人で10.1ヵ月。
奏効率の向上も期待しにくい。試験では「エトポシド+シスプラチン」を受けた人で48%、「エトポシド+シスプラチン+ビスモデギブ」を受けた人で56%、「エトポシド+シスプラチン+シクツムマブ」を受けた人で50%。
【発表】
2016年5月10日
【試験名】
E1508(Phase 2)〔NCT00887159〕
【原著】
Cancer. 2016;122:2371-8. [PubMed:27163943]