FAST(Ann Oncol)
HER2陰性かつCLDN18.2陽性の人が初めての治療を考える場合、「EOX(エピルビシン+オキサリプラチン+カペシタビン)」治療に、「抗CLDN18.2抗体ビロイ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間、生存期間の延長が期待できる。
「ビロイ+EOX」治療の主な有害事象は、悪心、嘔吐、好中球減少、貧血であり、そのほとんどがグレード1または2であった。グレード3以上の有害事象は、「ビロイ」の上乗せによる大幅な増加は認められなかった。
【発表】
2021年2月19日
【試験名】
FAST(Phase2)〔NCT01630083〕
【試験実施国】
ドイツ、ブルガリア、チェコ、ロシア、ラトビア、ウクライナ
【原著】
Ann Oncol. 2021;32:609-619. [PubMed: 33610734]