【胃がん:周術期治療(OS、EFS)】「キイトルーダ+化学療法」vs「化学療法」

KEYNOTE-585                           

切除可能な胃がんおよび胃食道接合部がんと診断された人が手術前後の治療を考える場合、「化学療法(FLOT、S-1またはCAPOX)」に「キイトルーダ」の上乗せを選択しても病理学的完全奏効率の向上は期待できても、無イベント生存期間の延長は期待しにくい。

【試験開始日】

2017年10月1日

【試験終了予定日】

2023年7月1日

【試験名】

KEYNOTE-585(Phase 3)〔NCT03221426jRCT2080223730

【試験参加国】

日本(愛知県がんセンター、国立がん研究センター東病院、四国がんセンター、北海道大学大学院、兵庫医科大学病院、神戸大学医学部附属病院、神戸市立医療センター中央市民病院、茨城県立中央病院、岩手医科大学附属病院、聖マリアンナ医科大学、神奈川県立がんセンター、関西医科大学附属病院、大阪大学医学部附属病院、大阪医科薬科大学病院、埼玉県立がんセンター、静岡がんセンター、千葉県がんセンター、九州がんセンター、岐阜大学医学部附属病院、広島市立広島市民病院、高知医療センター、熊本大学病院、新潟県立がんセンター新潟病院、大阪国際がんセンター、大阪市立総合医療センター、国立がん研究センター中央病院、都立駒込病院、がん研有明病院、富山県立中央病院)、米国、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、中国、エストニア、フランス、ドイツ、グアテマラ、イスラエル、イタリア、韓国、ラトビア、リトアニア、マレーシア、フィリピン、ポーランド、ロシア、シンガポール、台湾、ウクライナ、英国

【原著】

Future Oncol . 2019 ;15:943-952. [PubMed: 30777447]

【他の治療選択肢】

【胃がん:周術期治療(3年DFS)】「SOX→手術→SOX」vs「手術→CAPOX」
RESOLVE(Lancet Oncol)                     切除可能な胃がんと診断された人が手術前後の化学療法を考える場合、「手術前と手術後のS-1+オキサリプラチン(SOX)」治療を選択することで、「手術後のカペシタビン+オキサリプラチン(CAPOX)」 ...
【胃がん:周術期治療(3年PFS)】「SOX+ドセタキセル→手術→S-1」vs「手術→S-1」
PRODIGY(JCO)                          切除可能な胃がんまたは胃食道接合部がんと診断された人は手術前に「S-1+オキサリプラチン+ドセタキセル」による術前補助化学療法の実施を選択することで、3年無増悪生存率の向上が期待できる。 【発表】 202 ...
【胃がん:周術期治療(OS)】「FLOT」vs「ECF」
FLOT4(Lancet)                          切除可能な胃がんまたは胃食道接合部がんと診断された人が手術前後の補助化学療法を考える場合、「5-FU+ロイコボリン+オキサリプラチン+ドセタキセル(FLOT)」治療を選択することで、「ECF(またはEC ...
【胃がん:周術期治療(5年OS)】「ECF→手術→ECF」vs「手術」
MAGIC(NEJM)                         切除可能な胃がん、食道がんまたは胃食道接合部がんと診断された人が手術前後の補助化学療法を考える場合、「エピルビシン+シスプラチン+5-FU(ECF)による周術期治療」を選択することで、5年生存率の向上が期待で ...

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