【局所進行子宮頸がん】「キイトルーダ+化学放射線療法」vs「化学放射線療法」

KEYNOTE-A18(Lancet)                      

高リスク局所進行子宮頸がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「化学放射線療法」に「キイトルーダ」の上乗せを選択することで、2年無増悪生存率の向上が期待できる。

本試験の結果に基づいて、2024年2月29日、局所進行子宮頸がんを対象に、化学療法同時併用下で実施する外部照射による放射線治療とそれに続く小線源療法と「キイトルーダ」との併用療法に関して承認申請された。

また、2024年3月15日には、「化学放射線療法」に「キイトルーダ」の上乗せを選択することで、生存期間の延長が示されたことも発表された。

【発表】

2024年3月20日

【試験名】

KEYNOTE-A18(Phase 3)〔NCT04221945jRCT2080225094

【試験参加国】

日本(愛知県がんセンター、国立がん研究センター東病院、四国がんセンター、愛媛大学医学部附属病院、久留米大学病院、北海道大学病院、岩手医科大学附属病院、琉球大学医学部附属病院、埼玉医科大学国際医療センター、埼玉県立がんセンター、杏林大学医学部付属病院、九州がんセンター、鹿児島市立病院、大阪国際がんセンター、国立がん研究センター中央病院、がん研有明病院、慶應義塾大学病院)、米国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、中国、コロンビア、チェコ、フランス、ドイツ、ギリシャ、グアテマラ、ハンガリー、アイルランド、イスラエル、イタリア、韓国、ノルウェー、ペルー、ロシア、スペイン、スウェーデン、台湾、タイ、トルコ、ウクライナ、英国

【原著】

Lancet. 2024; Mar 20.  [PubMed: 38521086]

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