
LOTUS(Lancet Oncol)
トリプルネガティブの人が初めての治療を考える場合、「パクリタキセル」にAKT阻害薬「イパタセルチブ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。
試験では、「イパタセルチブ+パクリタキセル」治療の無増悪生存期間および低PTEN例における無増悪生存期間を「プラセボ+パクリタキセル」と比較。
「パクリタキセル」に「イパタセルチブ」を上乗せすることで、無増悪生存期間が4.9ヵ月から6.2ヵ月に延長(p=0.037)。
主なグレード3以上の有害事象は、下痢(23% vs 0%)、好中球数減少(8% vs 6%)、好中球減少症(10% vs 2%)
【発表】
2017年8月8日
【試験名】
LOTUS(Phase 2)〔NCT02162719〕
【試験参加国】
米国、ベルギー、フランス、イタリア、韓国、シンガポール、スペイン、台湾
【原著】
Lancet Oncol. 2017 ;18:1360-1372. [PubMed: 28800861]