【HR陽性乳がん:二次治療(PFS)】「リボシクリブ+フェソロデックス」vs「リボシクリブ」

MONALEESA-3(JCO)                      

ホルモン受容体陽性、HER2陰性で内分泌療法を1ライン受けたことがある閉経後の女性が次の治療を考える場合、「フェソロデックス」治療にCDK4/6阻害薬「リボシクリブ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。

試験では「フェソロデックス」治療に「リボシクリブ」の上乗せによって奏効率が28.7%から40.9%に向上。

リボシクリブフェソロデックス」治療を受けた10%以上の人が経験した有害事象(グレード3)は、好中球減少症(46.6% vs 0%)、白血球減少症(13.5% vs 0%)。5%以上の人が経験した有害事象(グレード4)は好中球減少症(6.8% vs 0%)。

【発表】

2018年6月3日

【試験名】

MONALEESA-3(Phase 3)〔NCT02422615

【試験参加国】

米国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、カナダ、コロンビア、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、ヨルダン、韓国、レバノン、マレーシア、メキシコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ロシア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、タイ、トルコ、英国

【原著】

J Clin Oncol. 2018;36:2465-2472. [PubMed: 29860922]

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