【小細胞肺がん:一次治療(1年PFS)】「イリノテカン+シスプラチン+リポバス」vs「イリノテカン+シスプラチン」

進展型小細胞肺がんと診断され、喫煙歴がある人が初めての化学療法を考える場合、「イリノテカンシスプラチン」治療に「HMG-CoA還元酵素阻害薬リポバス」の上乗せを選択しても1年無増悪生存率の向上、無増悪生存期間、生存期間の延長は期待しにくい。

イリノテカンシスプラチンリポバス」治療を受けた人の1年無増悪生存率は53.2%、「イリノテカンシスプラチン」治療を受けた人の1年無増悪生存率は58.7%と差はなかった(p=0.535)。

【発表】

2023年3月20日

【試験】

Phase 2

【試験参加国】

韓国

【原著】

Cancer Res Treat. 2023 ;55(3):885-893. [PubMed:36960628]