米ベラステム社が開発したPI3K阻害薬。PI3K-δおよびPI3K-γの2つの酵素の活性を阻害する。米国では2018年9月に「再発または難治性の慢性リンパ球性白血病または小リンパ球性リンパ腫で2種類以上の治療施行後の成人患者」を対象として承認された。日本国内ではヤクルト本社が全てのがん適応症について開発、商業化する独占的ライセンス契約を締結し、2022年3月24日、「再発・難治性の慢性リンパ性白血病と小リンパ球性リンパ腫」に対する適応で、製造販売承認申請を行った。なお、2020年にベラステム社は米セキュラ・バイオ社へ「デュベリシブ」の権利を譲渡した。
【慢性リンパ性白血病:二次治療(PFS)】「デュベリシブ」vs「アーゼラ」
DUO(Blood) 慢性リンパ性白血病または小リンパ球性リンパ腫と診断され、何らかの治療後に再発または治療が無効であった人が次の治 […]