【多発性骨髄腫(日本人):三次・四次治療】「カイプロリス(週1回投与)+デキサメタゾン」vs「カイプロリス(週2回投与)+デキサメタゾン」

A.R.R.O.W.(Int J Hematol)                  

日本人においても2または3ラインの治療歴がある人が「カイプロリスデキサメタゾン」治療を考える場合、「カイプロリス週1回投与(1週目:20mg/㎡、2週目以降:70mg/㎡)」治療を選択することで「カイプロリス週2回投与(1週目:20mg/㎡、2週目以降:27mg/㎡)」無増悪生存期間の延長が期待できる。

「週1回」治療を受けた人の73.1%、「週2回」治療を受けた人の57.1%が治療に奏効した。

「週1回」治療を受けた人の80.8%、「週2回」治療を受けた人の78.6%がグレード3以上の有害事象を経験した。

【発表】

2020年10月10日

【試験名】

A.R.R.O.W.(Phase 3)〔NCT02412878

【原著】

Int J Hematol. 2021 ;113:219-230. [PubMed: 33037990]

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