ASPIRE(NEJM)
1〜3ラインの治療を受けた人が次の治療を考える場合、「レブラミド+デキサメタゾン」治療に「カイプロリス」上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。
「カイプロリス」上乗せした人の 83.7%に、重度の有害事象が現れ( vs 80.7%)、15.3%の 人が有害事象のため治療を中止した(vs 17.7%)。
「カイプロリス」上乗せした人では、健康に関連した生活の質が良好であった。
【発表】
2014年12月6日
【試験名】
ASPIRE(Phase 3)〔NCT01080391〕
【試験参加国】
米国、カナダ、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、チェコ、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、オランダ、ポーランド、ルーマニア、ロシア、セルビア、スペイン、スウェーデン、英国
【原著】
N Engl J Med. 2015;372:142-52. [PubMed: 25482145]
【さらに詳しく】
- 再発多発性骨髄腫に対するカルフィルゾミブ,レナリドミド,デキサメタゾン〔NEJM日本語アブストラクト〕
- 再発多発性骨髄腫へのカルフィルゾミブ上乗せ~第III相試験〔ケアネット〕
- カーフィルゾミブは多発性骨髄腫の無増悪生存期間を延長〔海外がん医療情報リファレンス〕
- 再発多発性骨髄腫でレナリドミドとデキサメタゾン併用療法へのcarfilzomibの追加はPFSを有意に改善【ASH2014】〔日経メディカル〕
- carfilzomibの多発性骨髄腫対象フェーズ3の中間解析結果は無増悪生存期間の延長示す〔日経メディカル〕
【こちらの図鑑も合わせて見る】