
BROCADE3(Lancet Oncol)
BRCA陽性かつHER2陰性の進行乳がんと診断され、 2種類以下の化学療法歴がある女性が次の治療を考える場合、「パクリタキセル+カルボプラチン」治療に「PARP阻害薬 ベリパリブ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。
「ベリパリブ+パクリタキセル+カルボプラチン」治療の主なグレード3以上の有害事象は、好中球減少症、貧血、血小板減少症であり、試験ではそれぞれ81%(vs 84%)、42%(vs 40%)、40%(vs 28%)の人が経験した。
【発表】
2020年8月27日
【試験名】
BROCADE3(Phase3)〔NCT02163694〕
【試験参加国】
米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベラルーシ、ベルギー、カナダ、チリ、コロンビア、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、韓国、ラトビア、リトアニア、メキシコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、プエルトリコ、ルーマニア、ロシア、シンガポール、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、台湾、トルコ、ウクライナ、英国
【原著】
Lancet Oncol. 2020 ;21:1269-1282. [PubMed: 32861273]
【さらに詳しく】
- BRCA変異HER2-進行乳がん、veliparib追加でPFSが有意に改善(BROCADE3)/ESMO2019〔ケアネット〕
- BRCA遺伝子変異陽性のHER2陰性進行乳癌でveliparibがPFSを有意に延長、3年PFS率は26%【ESMO2019】〔日経メディカル〕
- BRCA陽性のHER2陰性乳がん、PARP阻害薬veliparib上乗せでPFS延長:第Ⅲ相BROCADE3【Lancet Oncol】〔Medical Tribune〕
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