CASPIAN(Int J Clin Oncol)
日本人でも進展型小細胞肺がんの人が初めての治療を考える場合、「エトポシド+プラチナ製剤」治療に「イミフィンジ」の上乗せを選択することで、より良い生存期間を得ることが期待できる。
「イミフィンジ+エトポシド+プラチナ製剤」治療を受けた89%の人が治療に奏効した。「エトポシド+プラチナ製剤」治療を受けた人の奏効率は69%であった。
「イミフィンジ+エトポシド+プラチナ製剤」治療を受けた78%の人がグレード3または4の有害事象を経験した(vs 94%)。
【発表】
2021年4月7日
【試験名】
CASPIAN(Phase 3)〔NCT03043872/jRCT2080223579〕
【試験参加国】
日本(国立がん研究センター中央病院、九州大学病院、福島県立医科大学附属病院、姫路医療センター、岩国医療センター、国立がん研究センター東病院、がん研有明病院、久留米大学病院、京都大学医学部附属病院、四国がんセンター、愛知県がんセンター、名古屋大学医学部附属病院、岡山大学病院、近畿大学病院、近畿中央呼吸器センター、徳島大学病院、山口宇部医療センター、横浜市立大学附属病院、神奈川県立がんセンター)、米国、アルゼンチン、オーストリア、ブラジル、ブルガリア、中国、チェコ、フランス、ドイツ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、韓国、オランダ、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スロバキア、スペイン、台湾、トルコ、ウクライナ
【原著】
Int J Clin Oncol. 2021 ;26:1073-1082. [PubMed: 33826027]
【こちらの図鑑も合わせて見る】