【小細胞肺がん:一次治療(OS、PFS)】「イミフィンジ+イジュド+化学療法」vs「化学療法」

CASPIAN(Lancet Oncol)                     

進展型小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「化学療法(エトポシド+プラチナ製剤)」に「イミフィンジイジュド」の上乗せを選択しても生存期間の延長は期待しにくく、「イミフィンジ」だけの上乗せを選択することで生存期間の延長が期待できる。

イミフィンジイジュド+化学療法(vs 化学療法、vs イミフィンジ+化学療法)」治療を受けた人の主なグレード3以上の有害事象は、好中球減少症(32% vs 33% vs 24%)、貧血(13% vs 18% vs 9%)であった。

【発表】

2020年12月4日

【試験名】

CASPIAN(Phase 3)〔NCT03043872/jRCT2080223579

【試験参加国】

日本(国立がん研究センター中央病院、九州大学病院、福島県立医科大学附属病院、姫路医療センター、岩国医療センター、国立がん研究センター東病院、がん研有明病院、久留米大学病院、京都大学医学部附属病院、四国がんセンター、愛知県がんセンター、名古屋大学医学部附属病院、岡山大学病院、近畿大学病院、近畿中央呼吸器センター、徳島大学病院、山口宇部医療センター、横浜市立大学附属病院、神奈川県立がんセンター)、米国、アルゼンチン、オーストリア、ブラジル、ブルガリア、中国、チェコ、フランス、ドイツ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、韓国、オランダ、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スロバキア、スペイン、台湾、トルコ、ウクライナ

【原著】

Lancet Oncol . 2021 ;22:51-65.  [PubMed: 33285097]

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