【EGFR陽性肺がん:二次治療】「イミフィンジ+タグリッソ」vs「タグリッソ」

CAURAL(J Thorac Oncol)                    

EGFR遺伝子変異陽性の局所進行または転移性非小細胞肺がんと診断され、EGFR-TKI治療に病勢が進行した人が次の治療を考える場合、「タグリッソ」治療に「イミフィンジ」の上乗せを選択しても安全性、忍容性に問題がないことの検証が進んでいたが、Phase1b試験『TATTON』において間質性肺炎の増加が認められたため、試験は早期終了した。「タグリッソ」治療を受けた人は15名、「イミフィンジタグリッソ」治療を受けた人は14名であった。

タグリッソ」治療を受けた80%の人が治療に奏効し、17.5ヵ月奏効が持続した。「イミフィンジタグリッソ」治療を受けた人では64%の人が治療に奏効し、21.4ヵ月奏効が持続した。

また、「タグリッソ」治療の1年無増悪生存率は82%、「イミフィンジタグリッソ」治療の1年無増悪生存率は76%であった。

【発表】

2019年2月11日

【試験名】

CAURAL(Phase 3)〔NCT02454933

【試験参加国】

日本、米国、オーストラリア、ベルギー、カナダ、ドイツ、香港、イタリア、韓国、スペイン、スイス、台湾、イギリス

【原著】

J Thorac Oncol. 2019 ;14:933-939. [PubMed: 30763730]