CheckMate 227(NEJM)
腫瘍のPD-L1発現が1%以上の人が初めての治療を考える場合、「オプジーボ+ヤーボイ」併用治療を選択することで、「化学療法」を選択した場合に比べ、生存期間の延長が期待できる。
「オプジーボ+ヤーボイ」併用治療を受けた人の35.9%で治療が奏効し(vs 30.0%)、23.2ヵ月効果が持続した(vs 6.2ヵ月)。「オプジーボ+ヤーボイ」併用治療が奏効した人の64.2%が1年後も効果が持続しており(vs 27.9%)、49.5%が2年後も効果が持続していた(vs 11.0%)。
【発表】
2019年9月29日
【試験名】
CheckMate 227(Phase 3)〔NCT02477826/jRCT2080223011〕
【試験参加国】
日本(名古屋医療センター、愛知県がんセンター、千葉大学医学部附属病院、国立がん研究センター東病院、四国がんセンター、九州大学病院、久留米大学病院、群馬県立がんセンター、広島市民病院、北海道がんセンター、北海道大学病院、兵庫県立がんセンター、神戸市立医療センター中央市民病院、金沢大学附属病院、神奈川県立循環器呼吸器病センター、宮城県立がんセンター、仙台厚生病院、東北大学病院、新潟県立がんセンター新潟病院、倉敷中央病院、関西医科大学附属病院、大阪市立総合医療センター、近畿大学病院、大阪医科薬科大学病院、埼玉医科大学国際医療センター、埼玉県立がんセンター、静岡県立静岡がんセンター、国立がん研究センター中央病院、がん研有明病院、東京医科大学病院、和歌山県立医科大学附属病院、山口宇部医療センター、岡山大学病院、日本医科大学付属病院)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、中国、コロンビア、チェコ、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イスラエル、イタリア、韓国、レバノン、メキシコ、オランダ、ペルー、ポーランド、ルーマニア、ロシア、南アフリカ、スペイン、スイス、台湾、英国
【原著】
N Engl J Med 2019; 381:2020-2031 [PubMed: 31562796]
【さらに詳しく】
- 進行非小細胞肺癌に対するニボルマブとイピリムマブの併用療法〔NEJM日本語アブストラクト〕
- 進行NSCLCの初回治療、ニボルマブ+イピリムマブが有効/NEJM〔ケアネット〕
- 進行非小細胞肺がんへの初回治療としての免疫治療薬併用療法について(解説:小林 英夫 氏)〔ケアネット〕
- ニボルマブ+低用量イピリムマブ、NSCLCのOS有意に改善(Checkmate-227)/ESMO2019〔ケアネット〕
- PD-L1陽性NSCLCの1次治療でイピリムマブとニボルマブの併用療法は化学療法に比べて生存期間を延長【ESMO2019】〔日経メディカル〕
【こちらの図鑑も合わせて見る】