【頭頸部がん:二次治療(ORR)】「オプジーボ+ヤーボイ」vs「ヤーボイ」

CheckMate 714(JAMA Oncol)                  

再発または転移性頭頸部扁平上皮がんと診断され、プラチナ抵抗性を示した人が次の治療を考える場合、「オプジーボ」に「ヤーボイ」の上乗せを選択しても奏効率の向上は期待しにくい。無増悪生存期間、生存期間の延長も期待しにくい。

オプジーボ」治療、「オプジーボヤーボイ」治療の1年無増悪生存率はいずれも16%であった。また、「オプジーボ」治療の1年生存率は47%であったのに対し、「オプジーボヤーボイ」治療は42%であった。

オプジーボ」治療を受けた14.6%がグレード3または4の治療関連有害事象を経験し、「オプジーボヤーボイ」治療では15.8%であった。

【発表】

2023年4月6日

【試験名】

CheckMate 714(Phase 2)〔NCT02823574

【試験参加国】

米国、アルゼンチン、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、チェコ、フィンランド、フランス、アイルランド、イタリア、メキシコ、オランダ、ノルウェー、ルーマニア、ロシア、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、トルコ、英国

【原著】

JAMA Oncol. 2023;9:779-789.  [PubMed: 37022706]