【局所進行頭頸部がん:放射線療法(2年DFS)】「ドセタキセル+放射線療法」vs「放射線療法」

シスプラチン不適格の局所進行頭頸部がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「放射線療法」に「ドセタキセル」の上乗せを選択することで2年無病生存率の向上が期待できる。「放射線療法+ドセタキセル」治療を受けた人の2年生存率は50.8%と、放射線療法の41.7%より有意に高かった。

ドセタキセル」の上乗せにより、グレード3以上の粘膜炎(22.2% vs 49.7%、p <0 .001)、味覚障害(33.5% vs 52.5%、p< 0.001)、嚥下障害(33% vs 49.7%、p = 0.002)を経験するリスクが高くなる。

【発表】

2023年1月27日

【試験】

Phase 2/3

【試験参加国】

インド

【原著】

J Clin Oncol. 2023 ;41:2350-2361. [PubMed: 36706347]