【局所進行頭頸部がん:術後治療(5年PFS)】「シスプラチン+放射線療法」vs「放射線療法」

EORTC 22931(NEJM)                       

局所進行頭頸部がんと診断された人が術後補助療法を考える場合、「放射線療法」に「シスプラチン」の上乗せを選択することで5年無増悪生存率、5年生存率の向上が期待できる。

「放射線療法」を受けた人の無増悪生存期間は23ヵ月であったのに対し、「シスプラチン+放射線療法」を受けた人の無増悪生存期間は55ヵ月と有意に延長した。また、「放射線療法」を受けた人の生存期間は32ヵ月であったのに対し、「シスプラチン+放射線療法」を受けた人の生存期間は72ヵ月と有意に延長した。

【発表】

2004年5月6日

【試験名】

EORTC 22931(Phase 3)

【原著】

N Engl J Med. 2004 ;350:1945-52.  [PubMed: 15128894]

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