【大腸がん:維持療法(PFS)】「アービタックス」vs「FOLFIRI+アービタックス」

ERMES(JCO)                          

遠隔転移を有するRAS野生型かつBRAF野生型の大腸がんと診断された人が初めての治療として「FOLFIRIアービタックス」治療後の維持療法を考える場合、「FOLFIRI」を省略した「アービタックス」単剤治療を選択しても、「FOLFIRI」を省略しなかった「FOLFIRIアービタックス」治療を選択した場合に、劣らない無増悪生存期間は期待しにくい。

維持療法期にグレード3以上の有害事象を経験した人の割合は、「アービタックス」単剤治療を受けた人で20.2%、「FOLFIRIアービタックス」治療を受けた人で35.1%であった。

【発表】

2024年1月5日

【試験名】

ERMES(Phase 3)〔NCT02484833

【試験参加国】

イタリア

【原著】

J Clin Oncol. 2024 Jan 5. [PubMed: 38181312]