【AKT1陽性ER陽性乳がん】トルカプ

FTIH(JCO)                             

AKT1 E17K変異陽性かつER陽性の進行乳がんと診断された女性20名(前治療数の中央値:7ライン)が「AKT阻害薬トルカプ」治療を受けた結果、4名(20%)が治療に奏効した。無増悪生存期間は5.5ヵ月であった。

この試験では、ER陽性乳がん以外にも、子宮体がん8名中2名、トリプルネガティブ乳がん6名中1名、子宮頸がん3名中1名、非小細胞肺がん3名中1名でも部分奏効が確認され、原発巣を問わない効果が認められた。

【発表】

2017年7月10日

【試験名】

Phase 1〔NCT01226316/jRCT2080222792

【試験参加国】

日本(国立がん研究センター中央病院、国立がん研究センター東病院、がん研有明病院、北海道大学病院)、米国、カナダ、デンマーク、フランス、イタリア、オランダ、シンガポール、スペイン、英国

【原著】

J Clin Oncol. 2017 ;35:2251-2259. [PubMed: 28489509]