KRYSTAL-1(NEJM)
KRASG12C変異陽性大腸がんと診断され、選択できる標準治療がなくなった28名が「KRAS阻害薬 アダグラシブ+アービタックス」治療を受けた結果、13名(46%)が治療に奏効し、7.6ヵ月奏効が持続した。「アダグラシブ」単剤治療を受けた43名のうち、8名(19%)が治療に奏効し、4.3ヵ月奏効が持続した。
「アダグラシブ」単剤治療を受けた16%、「アダグラシブ+アービタックス」併用療法を受けた34%の人がグレード3または4の治療関連有害事象を経験した。
【発表】
2022年12月21日
【試験名】
KRYSTAL-1(Phase 2)〔NCT03785249〕
【試験実施国】
米国
【原著】
N Engl J Med. 2023 ;388:44-54. [PubMed: 36546659]
【さらに詳しく】
- KRAS G12C 変異陽性大腸癌に対するアダグラシブ単独とアダグラシブ+セツキシマブとの比較〔NEJM日本語アブストラクト〕
- adagrasib、既治療のKRAS G12C変異陽性大腸がんに有望/NEJM〔ケアネット〕
- KRAS G12C大腸がん、adagrasib±セツキシマブ(KRYSTAL-1)/ESMO2022〔ケアネット〕
- 多くの治療を受けたKRAS G12C変異陽性進行大腸癌にKRAS阻害薬Adagrasib単剤、セツキシマブとの併用が有効な可能性が高まる【ESMO 2022】〔日経メディカル〕
- KRAS G12C変異陽性大腸がんに有望薬 adagrasib+セツキシマブ〔Medical Tribune〕
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