
LUX-Lung 7(Lancet Oncol)
EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「ジオトリフ」治療を選択することで「イレッサ」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。
「ジオトリフ」を選択することで、グレード3以上の「下痢(13% vs 1%)」、「皮疹(9% vs 3%)」がより多く現れたが、グレード3以上の「肝酵素上昇(0% vs 9%)」は現れなかった。「ジオトリフ」も「イレッサ」も有害事象のため治療を中止する人が10%いた。
【発表】
2016年4月12日
【試験名】
LUX-Lung 7(Phase 2)〔NCT01466660〕
【試験参加国】
オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、アイルランド、韓国、ノルウェー、シンガポール、スペイン、スウェーデン、台湾、英国
【原著】
Lancet Oncol. 2016 ;17:577-89. [PubMed:27083334]
【さらに詳しく】
- EGFR陽性NSCLCの1次治療でアファチニブがPFSを改善、ゲフィチニブとの直接比較【ESMO ASIA2015】〔日経メディカル〕
- LUX-Lung7試験から再考するアファチニブの位置づけ【ESMO ASIA 2015】〔日経メディカル〕
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