MARIPOSA-2(Ann Oncol)
局所進行または転移性のEGFR変異陽性の非小細胞肺がんと診断され、「タグリッソ」治療が無効になった人が次の治療を考える場合、「ペメトレキセド+カルボプラチン」に「EGFR/MET二重特異性抗体ライブリバント」または「ライブリバント+EGFR-TKIラゼルチニブ」治療を選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。
本試験の結果に基づいて、2024年5月31日、「ライブリバント+化学療法(ペメトレキセド+カルボプラチン)」併用療法が「第三世代EGFRチロシンキナーゼ阻害薬による前治療が無効のEGFR遺伝子変異陽性の手術不能または再発非小細胞肺がん」に対し、承認申請された。
【発表】
2023年10月23日
【試験名】
MARIPOSA-2(Phase 3)〔NCT04988295/jRCT2031210358〕
【試験参加国】
日本(がん研究会有明病院、岩国医療センター、大阪国際がんセンター、兵庫県立がんセンター、山口宇部医療センター、神奈川県立がんセンター、静岡がんセンター、名古屋医療センター、神戸市立医療センター中央市民病院、新潟県立がんセンター新潟病院、愛媛大学医学部附属病院、和歌山県立医科大学附属病院、久留米大学医学部附属病院、渋川医療センター、都立駒込病院)、米国、アルゼンチン、ベルギー、ブラジル、ブルガリア、カナダ、中国、チェコ、ドイツ、インド、イスラエル、韓国、マレーシア、メキシコ、オランダ、ポーランド、スウェーデン、台湾、トルコ、デンマーク、スペイン、フランス、香港、イタリア、ポルトガル、ロシア、英国
【原著】
Ann Oncol. 2024 ;35:77-90. [PubMed: 37879444]
【さらに詳しく】
- オシメルチニブ後のEGFR変異陽性進行NSCLCにamivantamabと化学療法を含んだ治療法は化学療法のみより有意にPFSを延長【ESMO 2023】〔日経メディカル〕
- オシメルチニブ後のEGFR変異陽性NSCLCに二重特異性抗体amivantamab±lazertinib+化学療法が化学療法のみよりPFSを有意に延長〔日経メディカル〕
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