NATALEE(NEJM)
高リスクHER2陰性HR陽性乳がんと診断された女性が術後補助療法を考える場合、「アリミデックス(またはフェマーラ)5年以上投与」に「CDK4/6阻害薬 リボシクリブ 3年投与」の上乗せを選択することで、3年無浸潤疾患生存率の向上が期待できる。
【発表】
2024年3月21日
【試験名】
NATALEE(Phase 3)〔NCT03701334〕
【試験参加国】
米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、韓国、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スペイン、台湾、英国
【原著】
N Engl J Med. 2024 ;390:1080-1091. [PubMed: 38507751]
【さらに詳しく】
- 早期乳癌に対するリボシクリブと内分泌療法の併用〔NEJM日本語アブストラクト〕
- 高リスク早期乳がんの術後内分泌療法、ribociclib上乗せでiDFS延長/NEJM〔ケアネット〕
- 再発高リスクホルモン受容体陽性HER2陰性乳がんに対する術後ribociclib療法(解説:下村 昭彦 氏)〔ケアネット〕
- 高リスクStageII/III早期乳がんでの術後内分泌療法+ribociclib、iDFSを改善(NATALEE)/ASCO2023〔ケアネット〕
- 再発リスク高のII期、III期HR陽性乳癌の術後補助療法で内分泌療法とribociclibの3年間併用はiDFSを有意に延長【ASCO 2023】〔日経メディカル〕
- ホルモン療法とリボシクリブ併用は、最も多いタイプの乳がん再発リスクを低下させる〔海外がん医療情報リファレンス〕