【EGFR発現大腸がん:三次治療】「アービタックス+支持療法」vs「支持療法」

NCIC CTG  CO.17(NEJM)                     

遠隔転移を有し、EGFR発現が確認された大腸がんと診断され、フッ化ピリミジン系薬剤、イリノテカンオキサリプラチンを含む化学療法で無効となったまたは適応とならない人が次の治療を考える場合、「支持療法」に「アービタックス」の上乗せを選択することで生存期間の延長が期待できる。

アービタックス」治療を選択することで、グレード 3 以上の有害事象を経験するリスクが高まる。試験では59.1%から 78.5%に上昇した(p<0.001)。

【発表】

2007年11月15日

【試験名】

NCIC CTG  CO.17(Phase 3)〔NCT00079066

【試験参加国】

オーストラリア、カナダ

【原著】

N Engl J Med. 2007;357:2040-8. [PubMed:18003960]

【さらに詳しく】

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NCIC CTG  CO.17(NEJM)                      遠隔転移を有し、EGFR発現が確認された大腸がんと診断され、フッ化ピリミジン系薬剤、イリノテカン、オキサリプラチンを含む化学療法で無効となったまたは適応とならない人が次の治療を考える場合、「支持 ...
【EGFR発現大腸がん(KRAS野生型):三次治療(OS)】「アービタックス+支持療法」vs「支持療法」
NCIC CTG  CO.17(NEJM)                      遠隔転移を有する大腸がんと診断され標準的な化学療法後に進行した人が次の治療を考える場合、KRAS野生型であれば「支持療法」に「アービタックス」の上乗せを選択することで生存期間の延長が期待できる。 ...

 

【添付文書における表記】

フッ化ピリミジン系薬剤の治療歴があり、イリノテカン塩酸塩水和物を含む化学療法及びオキサリプラチンを含む化学療法で無効となった又は適応とならないEGFR発現が確認された結腸・直腸癌患者を対象とした本剤とBest supportive care(BSC)及びBSCのみを比較した第III相試験の成績は次のとおりである。また、レトロスペクティブにKRAS遺伝子変異2) の有無によって層別した成績は次のとおりである(評価可能例:394例) 。

対象

全症例
(572例)

KRAS野生型
(230例)

KRAS変異型
(164例)

本剤及び
BSC併用
(287例)

BSC
(285例)

本剤及び
BSC併用
(117例)

BSC
(113例)

本剤及び
BSC併用
(81例)

BSC
(83例)

無増悪
生存期間中央値
(95%信頼区間)

1.9ヵ月
(1.8, 2.1)

1.8ヵ月
(1.8, 1.9)

3.7ヵ月
(3.1, 5.1)

1.9ヵ月
(1.8, 2.0)

1.8ヵ月
(1.7, 1.8)

1.8ヵ月
(1.7, 1.8)

ハザード比
(95%信頼区間)

0.676
(0.568, 0.804)

0.401
(0.299, 0.536)

1.002
(0.732, 1.371)

P値

<0.0001

<0.0001

0.9895

生存期間中央値
(95%信頼区間)

6.1ヵ月
(5.4, 6.7)

4.6ヵ月
(4.2, 4.9)

9.5ヵ月
(7.7, 10.3)

4.8ヵ月
(4.2, 5.5)

4.5ヵ月
(3.8, 5.6)

4.6ヵ月
(3.6, 5.5)

ハザード比
(95%信頼区間)

0.766
(0.637, 0.921)

0.552
(0.408, 0.748)

0.990
(0.705, 1.389)

P値

0.0046

<0.0001

0.9522

安全性評価症例288例中、主な副作用は、発疹/落屑(86.1%)、皮膚乾燥(41.7%)、疲労(37.8%)、そう痒症(37.2%)、悪心(26.0%)、皮膚-その他(21.5%)であった。