【悪性黒色腫:二次治療(ORR)】「トリパリマブ」

POLARIS-01(Oncologist)                     

進行悪性黒色腫と診断され、何らかの治療を受けたことがある128名が「抗PD-1抗体 トリパリマブ」治療を受けた結果、17.3%の人が治療に奏効し、15.6ヵ月奏効が持続した。5年生存率は28.5%。

PD-L1陽性の人における奏効率は38.5%、無増悪生存期間は15.2ヵ月、生存期間は63.3ヵ月であったのに対し、PD-L1陰性の人における奏効率は11.9%、無増悪生存期間は2.9ヵ月、生存期間は14.4ヵ月であった。

BRAF陽性の人における奏効率は32.4%、無増悪生存期間は5.3ヵ月、生存期間は63.3ヵ月であったのに対し、BRAF陰性の人における奏効率は9.3%、無増悪生存期間は3.3ヵ月、生存期間は15.7ヵ月であった。

NRAS陽性の人における奏効率は6.2%、無増悪生存期間は1.8ヵ月、生存期間は16.2ヵ月であったのに対し、NRAS陰性の人における奏効率は18.3%、無増悪生存期間は3.7ヵ月、生存期間は27.4ヵ月であった。

【発表】

2024年3月28日

【試験】

Phase 2〔NCT03013101

【試験参加国】

中国

【原著】

Oncologist. 2024 Mar 28. [PubMed:38366886]