【EGFR陽性肺がん(L858R):一次治療(PFS)】「サイラムザ+タルセバ」vs「タルセバ」

RELAY(Clin Cancer Res)                    

EGFR遺伝子変異陽性(L858R)の非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「サイラムザタルセバ」治療を選択することで「タルセバ」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。

生存期間のHRは0.61 (0.33–1.14)、「サイラムザタルセバ」治療の2年生存率は84%、「プラセボ+タルセバ」治療の2年生存率は71%。

生存期間はまだ未成熟。Exon19 delにおける生存期間のHRは1.44 (0.74–2.80) 、「サイラムザタルセバ」治療の2年生存率は83%、「プラセボ+タルセバ」治療の2年生存率は87%。

【発表】

2021年7月22日

【試験名】

RELAY(Phase 3)〔NCT02411448/jRCT2080222887

【試験参加国】

日本(名古屋医療センター、愛知県がんセンター、国立がん研究センター東病院、四国がんセンター、久留米大学病院、旭川医療センター、兵庫県立がんセンター、尼崎総合医療センター、姫路医療センター、神戸市立医療センター中央市民病院、金沢大学附属病院、神奈川県立循環器呼吸器病センター、神奈川県立がんセンター、仙台厚生病院、大阪はびきの医療センター、関西医科大学附属病院、岸和田市民病院、近畿大学病院、近畿中央呼吸器センター、埼玉県立がんセンター、静岡がんセンター、順天堂大学医学部附属順天堂医院、日本医科大学付属病院、都立駒込病院、国立がん研究センター中央病院、聖路加国際病院、がん研有明病院、山口宇部医療センター、千葉大学医学部附属病院、九州医療センター、九州がんセンター、九州大学病院、京都大学医学部附属病院、長崎大学病院、新潟大学医歯学総合病院、岡山大学病院、大阪市立総合医療センター、大阪国際がんセンター、大阪公立大学医学部附属病院、和歌山県立医科大学附属病院)、米国、カナダ、フランス、ドイツ、ギリシャ、香港、イタリア、韓国、ルーマニア、スペイン、台湾、トルコ、英国

【原著】

Clin Cancer Res. 2021 ;27:5258-5271. [PubMed: 34301751]

【さらに詳しく】

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