【dMMR/MSI-H大腸がん:一次治療(PFS)】「バベンチオ」vs「化学療法」

SAMCO-PRODIGE 54(JAMA Oncol)                    

dMMR かつ/または MSI陽性の転移性大腸がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「バベンチオ」治療を選択することで「標準的な化学療法」を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。「バベンチオ」治療の1年無増悪生存率は31.2%、「標準的な化学療法」の1年無増悪生存率は19.4%であった。試験では両治療の無増悪生存期間は7.3ヵ月、36.3%の時点で交差しており、その後は「バベンチオ」治療が「標準的な化学療法」を上回った。

バベンチオ」治療を受けた29.5%が治療に奏効し、「標準的な化学療法」の奏効率は26.2%であった。

【発表】

2023年8月10日

【試験名】

SAMCO-PRODIGE 54(Phase 2)〔NCT03186326

【試験参加国】

フランス

【原著】

JAMA Oncol. 2023 Aug 3. [PubMed: 37535388]