【HR陽性乳がん:一次治療(TTP)】「アリミデックス」vs「タモキシフェン」

TARGET(JCO)                          

HR陽性または不明の局所進行または転移性乳がんと診断された閉経後の女性が初めての治療を考える場合、「アリミデックス」治療を選択することで「タモキシフェン」治療を選択した場合と同程度の病状が悪化するまでの期間が期待できる。

【発表】

2000年11月15日

【試験】

TARGET(Phase 3)

【原著】

J Clin Oncol. 2000 ;18:3748-57. [PubMed: 11078487]

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【添付文書における表記】

欧州で実施された閉経後進行・再発乳癌患者を対象とした二重盲検比較試験(対照薬:タモキシフェンクエン酸塩)を上記薬効に関するブリッジング試験と合わせて解析した結果、評価対象例699例(欧州668例、日本31例)のUICC判定基準にもとづく抗腫瘍効果は奏効率でタモキシフェン群32.8%(114/348例)に対し、アナストロゾール群で33.3%(117/351例)であった。また、病勢の進行までの期間(Time to progression:TTP)の中央値は251日間(約8.3ヵ月)に対し252日間(約8.3ヵ月)であり、本薬はタモキシフェンと少なくとも同等の有用性が認められた(追跡期間の中央値:約18ヵ月)。