【レジメン図鑑】テセントリク+カルボプラチン+エトポシド(小細胞肺がん)

テセントリク」は、2019年8月22日、「カルボプラチンエトポシド」の併用療法として「療進展型小細胞肺がん」にも承認された抗PD-L1抗体である。

テセントリクカルボプラチンエトポシド」治療は、PS 0-1の進展型小細胞肺がんの治療として行うよう推奨されているレジメンの一つであり、2021年度の中央社会保険医療協議会(厚生労働省)「DPC導入の影響評価に関する調査(化学療法のレジメン)」によると、5,185名(3.3%)の入院患者に選択されていた。

本レジメンの主な副作用(20%以上)は、貧血77例(38.9%)、好中球減少症72例(36.4%)、脱毛症69例(34.8%)、悪心63例(31.8%)、疲労42例(21.2%)、食欲減退41例(20.7%)。

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