
初めての治療を考える場合、「パクリタキセル+カルボプラチン」治療に「ニンテダニブ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。
「ニンテダニブ+パクリタキセル+カルボプラチン」治療を受けた人では、消化器系の有害事象、とりわけ下痢を(Grade4:1%未満、Grade3:21% vs 2%)。
「ニンテダニブ+パクリタキセル+カルボプラチン」治療を受けた人は血液毒性も多くの人が経験した。好中球減少症はGrade3が20%(vs 20%)の人に、Grade4が22%(vs 16%)、血小板減少症はGrade3が12%(vs 5%)、Grade4が6%(vs 2%)、貧血はGrade3が12%(vs 6%)、Grade4(vs 1%)が経験した。
【発表年】
2015年11月16日
【試験名】
GCIG/ENGOT/AGO-OVAR 12(Phase 3)〔NCT01015118〕
【原著】
Lancet Oncol. 2016;17:78-89. [PubMed:26590673]
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