![26338525大腸がん](https://i0.wp.com/gantaisaku.net/wp-content/uploads/2016/06/117413bb0dd2dd5d1ad89c711e8d4e59.png?resize=678%2C381&ssl=1)
TRIBE(Lancet Oncol)
初めての化学療法を考える場合、「FOLFOXIRI+アバスチン」治療を選択することで「FOLFIRI+アバスチン」治療を選択するより生存期間の延長が期待できる。試験では「FOLFOXIRI+アバスチン」治療を受けることで、生存期間が25.8ヵ月から29.8ヵ月に延長。
この治療法は特に効果がある集団が存在する。RASもBRAFも野生型の人では、半数以上の人が37.1ヵ月生存していた。逆にRAS陽性の人の生存期間は25.6ヵ月、BRAF陽性の人の生存期間は13.4ヵ月であった。
【発表】
2015年8月31日
【試験名】
TRIBE(Phase 3)〔NCT00719797〕
【原著】
Lancet Oncol. 2015;16:1306-15. [PubMed:26338525]
【さらに詳しく】
- 転移性大腸癌にFOLFOXIRIとベバシズマブはFOLFIRI+ベバシズマブに比べて有意にOSを延長【ASCO-GI2015】〔日経メディカル〕
- 進行大腸癌へのFOLFOXIRI+ベバシズマブの有効性はRASとBRAFの変異の有無に関わらず優れる【WCGC2015】〔日経メディカル〕
- FOLFOXIRI+ベバシズマブの併用により、進行性大腸がんの長期転帰が改善/ASCO(米国臨床腫瘍学会)〔海外がん医療情報リファレンス〕
- FOLFOXIRI+ベバシズマブで転移性大腸癌患者の生存率が2倍に〔海外がん医療情報リファレンス〕
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