【BRAF陽性大腸がん:二次治療(OS)】「ビラフトビ+アービタックス」vs「FOLFIRI+アービタックス」

BEACON CRC(JCO)                      

BRAFV600E遺伝子変異陽性の大腸がんと診断され、1または2ラインの治療歴がある人が次の治療を考える場合、「ビラフトビアービタックス」治療を選択することで、「FOLFIRIアービタックス」治療を選択した場合を上回る生存期間が期待できる。

ビラフトビメクトビアービタックス」治療を受けた人の26.8%が、「ビラフトビアービタックス」治療を受けた人の19.5%が治療に奏効した。「FOLFIRI(またはイリノテカン)+アービタックス」治療を受けた人の奏効率は1.8%であった。

ビラフトビメクトビアービタックス」治療を受けた人の65.8%が、「ビラフトビアービタックス」治療を受けた人の57.4%が、「FOLFIRI(またはイリノテカン)+アービタックス」治療を受けた64.2%の人がグレード3以上の有害事象を経験した。

【発表】

2021年1月27日

【試験】

BEACON CRC(Phase 3)〔NCT02928224

【試験参加国】

日本(愛知県がんセンター、国立がん研究センター東病院、北海道大学病院、金沢大学附属病院、聖マリアンナ医科大学病院、神奈川県立がんセンター、大阪大学医学部附属病院、国立がん研究センター中央病院、九州がんセンター、九州中央病院、大阪医療センター)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、韓国、メキシコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ロシア、スペイン、台湾、トルコ、ウクライナ、英国

【原著】

J Clin Oncol. 2021;39:273-284. [PubMed: 33503393]

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