
CheckMate 238(Lancet Oncol)
Stage IIIB-CまたはIVの悪性黒色腫と診断された人が術後の治療を考える場合、「オプジーボによる術後補助療法」を選択することで、「ヤーボイによる術後補助療法」を選択した場合を上回る無再発生存期間が期待できる。4年無再発生存率は「オプジーボによる術後補助療法」を受けた人で51.7%、「ヤーボイによる術後補助療法」を受けた人で41.2%であった。
しかし、4年生存率は「オプジーボによる術後補助療法」を受けた人で77.9%、「ヤーボイによる術後補助療法」を受けた人で76.6%で差はなかった。
【発表】
2020年9月19日
【試験名】
CheckMate 238(Phase 3)〔NCT02388906/jRCT2080222893〕
【試験参加国】
日本(名古屋大学医学部附属病院、九州大学病院、筑波大学医学部附属病院、熊本大学病院、信州大学医学部附属病院、新潟県立がんセンター新潟病院、大阪医療センター、静岡がんセンター、国立がん研究センター中央病院、山梨大学医学部附属病院)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、チェコ、フィンランド、フランス、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、韓国、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ルーマニア、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、英国
【原著】
Lancet Oncol. 2020;21:1465-1477. [PubMed: 32961119]
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