CheckMate 648(Esophagus)
日本人でも進行または転移性の食道扁平上皮がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「オプジーボ+化学療法」治療または「オプジーボ+ヤーボイ」治療を選択することで「化学療法」を選択した場合を上回る生存期間が期待できる。
その中でもPD-L1 TPS1%以上であった人では、「オプジーボ+ヤーボイ」治療を選択することで生存期間の延長がより顕著で、「オプジーボ+化学療法」治療を選択しても「化学療法」を上回る生存期間だけでなく、上回る無増悪生存期間も期待できる。一方、PD-L1 TPS1%未満であった人では、「オプジーボ+ヤーボイ」治療、「オプジーボ+化学療法」治療のいずれを選択しても「化学療法」を上回る生存期間、無増悪生存期間は期待しにくい。
【発表】
2022年11月19日
【試験名】
CheckMate 648(Phase 3)〔NCT03143153〕
【試験名】
CheckMate 648(Phase 3)〔NCT03143153/jRCT2080223543〕
【試験参加国】
日本(秋田大学医学部附属病院、弘前大学医学部附属病院、国立がん研究センター東病院、愛媛県立中央病院、四国がんセンター、九州がんセンター、九州大学病院、福島県立医科大学附属病院、岐阜大学医学部附属病院、群馬県立がんセンター、広島大学病院、北海道大学病院、兵庫県立がんセンター、神戸市立医療センター中央市民病院、神戸大学医学部附属病院、石川県立中央病院、鹿児島大学病院、東海大学医学部付属病院、聖マリアンナ医科大学病院、北里大学病院、横浜市立大学附属病院、北里大学病院、熊本大学病院、京都府立医科大学附属病院、東北大学病院、新潟県立がんセンター新潟病院、川崎医科大学附属病院、岡山大学病院、関西医科大学附属病院、大阪国際がんセンター、近畿大学病院、大阪大学医学部附属病院、大阪医科薬科大学病院、埼玉医科大学国際医療センター、埼玉県立がんセンター、静岡がんセンター、獨協医科大学病院、都立駒込病院、聖路加国際病院、国立がん研究センター中央病院、がん研有明病院、虎の門病院、東邦大学医療センター 大森病院、昭和大学病院、慶應義塾大学病院、東京女子医科大学病院、富山大学附属病院、和歌山県立医科大学附属病院、山口大学医学部附属病院、千葉県がんセンター、千葉大学医学部附属病院、京都大学医学部附属病院、静岡県立総合病院)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ブラジル、カナダ、チリ、中国、コロンビア、チェコ、デンマーク、フランス、香港、イタリア、韓国、メキシコ、ペルー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、シンガポール、スペイン、台湾、トルコ、英国
【原著】
Esophagus. 2023 ;20:291-301. [PubMed: 36401133]
【さらに詳しく】
- 食道がん1次治療におけるニボルマブ+イピリムマブとニボルマブ+化学療法、日本人サブ解析(CheckMate-648)/日本臨床腫瘍学会〔ケアネット〕
- 食道扁平上皮癌の1次治療でニボルマブと化学療法の併用、ニボルマブとイピリムマブの併用の有効性が日本人でも確認【日本臨床腫瘍学会 2022】〔日経メディカル〕
【こちらの図鑑も合わせて見る】
コメントを投稿するにはログインしてください。