【食道がん(日本人):一次治療(OS、PFS)】「オプジーボ+ヤーボイ」vs「化学療法」

CheckMate 648(Esophagus)                   

日本人でも進行または転移性の食道扁平上皮がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「オプジーボ+化学療法」治療または「オプジーボヤーボイ」治療を選択することで「化学療法」を選択した場合を上回る生存期間が期待できる。

その中でもPD-L1 TPS1%以上であった人では、「オプジーボヤーボイ」治療を選択することで生存期間の延長がより顕著で、「オプジーボ+化学療法」治療を選択しても「化学療法」を上回る生存期間だけでなく、上回る無増悪生存期間も期待できる。一方、PD-L1 TPS1%未満であった人では、「オプジーボヤーボイ」治療、「オプジーボ+化学療法」治療のいずれを選択しても「化学療法」を上回る生存期間、無増悪生存期間は期待しにくい。

 

【発表】

2022年11月19日

【試験名】

CheckMate 648(Phase 3)〔NCT03143153

【試験参加国】

米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ブラジル、カナダ、チリ、中国、コロンビア、チェコ、デンマーク、フランス、香港、イタリア、日本、韓国、メキシコ、ペルー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、シンガポール、スペイン、台湾、トルコ、英国

【原著】

Esophagus. 2022 Nov 19.  [PubMed: 36401133]

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