【HER2陽性乳がん:三次治療(PFS)】「エンハーツ」vs「カペシタビン+ハーセプチン」

DESTINY-Breast02(Lancet)                   

HER2陽性切除不能または転移性乳がんと診断され、「カドサイラ」治療を受けたことがある女性が次の治療を考える場合、「エンハーツ」治療を選択することで「カペシタビンハーセプチン(またはタイケルブ)」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。

【発表】

2023年4月19日

【試験名】

DESTINY-Breast02(Phase 3)〔NCT03523585

【試験参加国】

日本(福島県立医科大学附属病院、近畿大学病院、国立がん研究センター中央病院、四国がんセンター、九州がんセンター、広島市立広島市民病院、北海道がんセンター、兵庫医科大学病院、聖マリアンナ医科大学病院、神奈川県立がんセンター、京都大学医学部附属病院、東北大学病院、愛知県がんセンター、新潟県立がんセンター新潟病院、岡山大学病院、大阪国立病院、大阪国際がん研究所、埼玉県立がんセンター、静岡がんセンター、虎の門病院、がん研有明病院、東京医科大学病院)、米国、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、チェコ、フランス、ドイツ、ギリシア、イスラエル、イタリア、韓国、スペイン、トルコ、英国

【原著】

Lancet 2023; 401: 1773–85.  [PubMed: 37086745]

【他の治療選択肢】

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【HER2陽性乳がん:二次治療(PFS)】「タイケルブ+カペシタビン」vs「カペシタビン」
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