【HR陽性乳がん:術後治療(5年DFS)】「アリミデックス(10年)」vs「アリミデックス(5年)」

AERAS(JCO)                          

切除可能なHR陽性乳がんと診断され、手術後の補助療法としてアリミデックスを5年投与が完了した女性が次の治療を考える場合、さらに「アリミデックス5年投与継続」を選択することで5年無病生存率の向上が期待できる。

【発表】

2023年4月20日

【試験名】

AERAS(Phase 3)〔UMIN000000818

【試験実施国】

日本(愛知県がんセンター中央病院、相原病院、青森県立中央病院、青森市民病院、上尾中央総合病院、足利赤十字病院、安城更生病院、伊勢崎市民病院、一宮市立市民病院、岩手県立中央病院、うえお乳腺外科、浦添総合病院、大垣市民病院、大阪医科大学附属病院、大阪医療センター、大阪警察病院、大阪府済生会富田林病院、大阪ブレストクリニック、大阪労災病院、岡山大学病院、神奈川県立がんセンター、神奈川県立足柄上病院、金沢大学附属病院、がん研究会有明病院、関西医科大学附属枚方病院、関西労災病院、北九州市立医療センター、九州がんセンター、京都桂病院、京都第一赤十字病院、近畿大学医学部附属病院、熊本市立熊本市民病院、熊本赤十字病院、熊本大学医学部附属病院、倉敷中央病院、久留米総合病院、呉医療センター・中国がんセンター、群馬県立がんセンター、群馬大学医学部附属病院、KKR札幌医療センター斗南病院、甲南病院、神戸市立医療センター西市民病院、公立学校共済組合中国中央病院、公立那賀病院、国立がん研究センター中央病院、国立がん研究センター東病院、済生会新潟第二病院、済生会広島病院、埼玉県立がんセンター、さいたま赤十字病院、堺市立総合医療センター、札幌ことに乳腺クリニック、JR東京総合病院、JA静岡厚生連静岡厚生病院、JA広島総合病院、JA北海道厚生連旭川厚生病院、JA北海道厚生連帯広厚生病院、四国がんセンター、静岡県立静岡がんセンター、静岡県立総合病院、静岡市立清水病院、自治医科大学附属病院、渋川医療センター、社会保険中京病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院、昭和伊南総合病院、市立秋田総合病院、市立貝塚病院、市立東大阪医療センター、聖隷浜松病院、聖路加国際病院、赤心堂病院、手稲渓仁会病院、東海大学医学部付属病院、東京共済病院、東北大学病院、豊川市民病院、豊橋市民病院、虎の門病院、都立駒込病院、中頭病院、長崎医療センター、長野市民病院、名古屋医療センター、名古屋市立大学病院、名古屋大学医学部附属病院、名古屋第二赤十字病院、新潟県立中央病院、西神戸医療センター、にゅうわ会及川病院、沼津市立病院、博愛会相良病院、函館五稜郭病院、浜松医科大学医学部附属病院、人吉医療センター、兵庫県立がんセンター、弘前市立病院、広島市立安佐市民病院、広島市立広島市民病院、広島大学病院、福井県済生会病院、福井県立病院、福岡大学病院、藤田保健衛生大学病院、別府医療センター、北海道がんセンター、北海道大学病院、松江赤十字病院、松下記念病院、三重県立総合医療センター、三井記念病院、宮良クリニック、八尾市立病院、横浜市立大学附属病院、米子医療センター、りょうクリニック、りんくう総合医療センター)

【原著】

J Clin Oncol . 2023 ;41:3329-3338. [PubMed: 37079878]

【他の治療選択肢】

【HR陽性乳がん:術後治療(4年DFS)】「タモキシフェン5年+フェマーラ5年」vs「タモキシフェン5年」
MA17(NEJM)                            切除可能なHR陽性乳がんと診断され、手術後の補助療法としてタモキシフェンを5年投与が完了した女性が次の治療を考える場合、「フェマーラ5年投与」を選択することで4年無病生存率の向上が期待できる。 【発表】 ...
【HR陽性乳がん:術後治療(5年DFS)】「アリミデックス(10年)」vs「アリミデックス(5年)」
AERAS(JCO)                           切除可能なHR陽性乳がんと診断され、手術後の補助療法としてアリミデックスを5年投与が完了した女性が次の治療を考える場合、さらに「アリミデックス5年投与継続」を選択することで5年無病生存率の向上が期待できる。 ...
【HR陽性乳がん:術後治療(5年DFS)】「タモキシフェン→アリミデックス(6年)」vs「タモキシフェン→アリミデックス(3年)」
DATA(Lancet Oncol)                       ホルモン受容体陽性の人は、手術を受け、「タモキシフェンによる2〜3年の術後補助療法」後に、「アリミデックス 6年間投与」を選択しても、「アリミデックス 3年間投与」を選択した場合を上回る5年無病生存 ...
【HR陽性乳がん:術後治療(7年DFS)】「ホルモン療法(5年)→フェマーラ(5年)」vs「ホルモン療法(5年)」
NSABP B-42(Lancet Oncol)                    HR陽性の人が手術後の補助療法として5年間の「タモキシフェンまたはアロマターゼ阻害薬」治療終了後、さらにアロマターゼ阻害薬「フェマーラ」による5年間の追加投与を選択しても、7年無病生存率、7年 ...
【HR陽性乳がん:術後治療(8年DFS)】「アリミデックス(10年)」vs「アリミデックス(7年)」
ABCSG-16(NEJM)                         ホルモン受容体陽性乳がんと診断された女性が、手術後の「アリミデックス」による内分泌補助療法の期間を考える場合、「10年投与」を選択しても「7年投与」を選択した場合を上回る無病生存期間、生存期間を期待しに ...
【HR陽性乳がん:術後治療(12年DFS)】「タモキシフェン→フェマーラ(5年)」vs「タモキシフェン→フェマーラ(2〜3年)」
GIM4(Lancet Oncol)                        ホルモン受容体陽性の人は、手術を受け、「タモキシフェンによる2〜3年の術後補助療法」後に、「フェマーラ 5年間投与」を選択することで「フェマーラ 2〜3年間投与」を選択した場合を上回る12年無病生 ...

 

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