
HER2過剰発現の転移性大腸がんと診断され、 2レジメン以上の治療歴がある53名が「エンハーツ」治療を受けた結果、45.3%の人が治療に奏効した。
「エンハーツ」治療の主なグレード3以上の治療関連有害事象は、好中球数減少(22%)、貧血(14%)であった。治療を受けた6%の人が間質性肺疾患または肺臓炎を経験した(グレード2:2名、グレード3:1名、死亡:2名)。
【発表】
2021年5月4日
【試験名】
DESTINY-CRC01(Phase 2)〔NCT03384940〕
【試験参加国】
日本(愛知県がんセンター、近畿大学病院、国立がん研究センター東病院、がん研有明病院、四国がんセンター、北海道大学病院、九州がんセンター)、米国、イタリア、スペイン、英国
【原著】
Lancet Oncol 2021; 22: 779–89. [PubMed: 33961795]
【さらに詳しく】