【分化型甲状腺がん:一次治療(PFS)】「ドナフェニブ」vs「プラセボ」

放射性ヨウ素治療抵抗性の分化型甲状腺がんと診断された人が次の治療を考える場合、「ドナフェニブ」治療を選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。

ドナフェニブ」治療を受けた23.3%が治療に奏効し、これはプラセボ治療を受けた人の1.7%に比べ、有意に高かった(p=0.0002)。

ドナフェニブ」治療の主なグレード3以上の治療関連有害事象は、高血圧症(13.3%)、手足症候群(12.5%)であり、治療を受けた42.2%が減量または中断し、6.3%が治療を中止した。

【発表】

2023年5月15日

【試験】

Phase 3

【試験実施国】

中国

【原著】

Clin Cancer Res. 2023 ;29:2791-2799. [PubMed: 37184934]