FAKTION(Lancet Oncol)
ER陽性かつHER2陰性の局所進行または転移性乳がんと診断され、アロマターゼ阻害薬治療後に病勢が進行した女性が次の治療を考える場合、「フェソロデックス」治療に「トルカプ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間だけでなく、生存期間の延長が期待できる。
シグナル伝達経路の変化がある人では、「トルカプ」の上乗せ効果がより高く、無増悪生存期間は12.8カ月(vs 4.6カ月、HR 0.44(95%CI:0.26-0.72)、p=0.0014)、生存期間は38.9ヵ月(vs 20.0ヵ月、HR 0.46(95%CI:0.27-0.79)、p=0.0047)であった。
【発表】
2022年6月1日
【試験名】
FAKTION(Phase 2)〔NCT01992952〕
【試験参加国】
英国
【原著】
Lancet Oncol. 2022 ;23:851-864. [PubMed: 35671774]
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