【大腸がん:一次治療(6ヵ月PFS)】「ザルトラップ+5-FU」vs「5-FU」

PRODIGE 25-FFCD-FOLFA(Cancers (Basel))          

遠隔転移を有する大腸がんと診断され、2剤併用化学療法が不適格な人が初めての治療を考える場合、「5-FUロイコボリン」治療に「ザルトラップ」の上乗せを選択しても6ヵ月無増悪生存率の向上は期待できず、グレード3以上有害事象を経験するリスクが高まる。

5-FUロイコボリン」治療を受けた場合も、「5-FUロイコボリンザルトラップ」治療を受けた場合も、6ヵ月無増悪生存率は54.7%であっが、グレード3以上の有害事象の発現率は、「5-FUロイコボリン」治療を受けた場合で58.2%であったのに対し、「5-FUロイコボリンザルトラップ」治療を受けた場合では82%であった。

【発表】

2024年4月16日

【試験名】

PRODIGE 25-FFCD-FOLFA(Phase 2)〔NCT02384759

【試験参加国】

フランス

【原著】

Cancers (Basel). 2024 ;16:1515. [PubMed:38672597]