【レジメン図鑑】イブランス+タモキシフェン(HR陽性乳がん)

イブランス」は「ホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳がん」を効能及び効果として2017年9月27日に承認されたCDK4/6阻害薬。アロマターゼ阻害薬またはフェソロデックスとの併用に加え、2024年1月15日、「タモキシフェン」の併用投与が可能になった。

主な副作用は、好中球減少症(91.2%)、白血球減少症(48.4%)、血小板減少症(34.1%)、口内炎(33.0%)、貧血(29.7%)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加(16.5%)、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加(15.4%)、発疹(15.4%)等であった。

【添付文書改訂日】

2024年1月15日

【効能及び効果】

  • ホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌

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【HR陽性乳がん:一次・二次治療(PFS)】「イブランス+タモキシフェン」vs「タモキシフェン」
PATHWAY                             HR陽性HER2陰性進行乳がんと診断され、内分泌療法歴がないまたは1レジメンの内分泌療法にて進行が認められた女性が治療を考える場合、「タモキシフェン」治療に「イブランス」の上乗せを選択することで、無増悪生存期 ...