【トリプルネガティブ乳がん:術後治療(3年iDFS)】「化学療法+テセントリク」vs「化学療法」

IMpassion030(JAMA)                      

トリプルネガティブ乳がんと診断され、手術を受けた女性が手術後の治療を考える場合、「化学療法(パクリタキセル→ACまたはEC)」に「テセントリク」の上乗せを選択しても、3年無浸潤疾患生存率の向上は期待しにくい。2023年3月、試験は無益性中止となった。本試験の結果を受け、「テセントリク」のトリプルネガティブ乳がんに対する術後治療の開発が中止された。

【発表】

2025年1月30日

【試験名】

IMpassion030/ALEXANDRA(Phase 3)〔NCT03498716jRCT2080223970

【試験参加国】

日本(愛知県がんセンター、千葉県がんセンター、四国がんセンター、九州がんセンター、福島県立医科大学、広島市立広島市民病院、北海道がんセンター、兵庫医科大学病院、筑波大学病院、相良病院、神奈川県立がんセンター、東海大学医学部付属病院、岡山大学病院、那覇西クリニック、大阪病院、大阪国際がんセンター、埼玉医科大学国際医療センター、埼玉県立がんセンター、静岡がんセンター、聖路加国際病院、がん研有明病院)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、中国、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、香港、ハンガリー、アイルランド、イスラエル、イタリア、韓国、メキシコ、ペルー、ポーランド、ルーマニア、ロシア、シンガポール、スペイン、スイス、台湾、タイ、トルコ、ウクライナ、英国

【原著】

JAMA. 2025 Jan 30. [PubMed: 39883436]

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