【肺がん:一次治療(OS)】「キイトルーダ+カルボプラチン+ペメトレキセド」vs「カルボプラチン+ペメトレキセド」

KEYNOTE-189(JCO)                       

EGFR遺伝子変異野生型かつALK融合遺伝子野生型の非扁平上皮非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「カルボプラチン(またはシスプラチン)+ペメトレキセド」治療に「キイトルーダ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間および生存期間の延長が期待できる。

試験では、グレード3以上の有害事象を「キイトルーダ+化学療法」を受けた人の71.9%、「プラセボ+化学療法」を受けた人の66.8%が経験した。

本試験およびKEYNOTE-407試験の結果を受けて、2018年12月21日、「(PD-L1発現にかかわらず)切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌(非扁平上皮癌/扁平上皮癌)に対する初回治療としての併用療法」への適応拡大が承認された。

【発表】

2020年3月9日

【試験名】

KEYNOTE-189(Phase 3)〔NCT02578680/jRCT2080223366

【試験参加国】

日本(国立がん研究センター中央病院、関西医科大学附属病院、四国がんセンター、近畿大学病院)、米国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イスラエル、イタリア、オランダ、スペイン、英国

【原著】

J Clin Oncol. 2020 ;38:1505-1517. [PubMed: 32150489]

【さらに詳しく】

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