
KEYNOTE-042(JCO)
EGFR遺伝子変異もALK融合遺伝子変異も陰性の非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、腫瘍細胞のPD-L1発現割合(TPS)が1%以上であれば、「キイトルーダ」単剤治療を選択することで、化学療法を選択した場合を上回る5年生存率が期待できる。
腫瘍細胞のPD-L1発現割合(TPS)が50%以上であっても、「キイトルーダ」単剤治療を選択することで、化学療法を選択した場合を上回る5年無増悪生存率は期待しにくい。
奏効率について
- TPS≧50% 「キイトルーダ」単剤 39.1%(vs 32.3%)
- TPS≧20% 「キイトルーダ」単剤 32.4%(vs 29.1%)
- TPS≧1% 「キイトルーダ」単剤 27.3%(vs 26.7%)
【発表】
2022年10月28日
【試験名】
KEYNOTE-042(Phase 3)〔NCT02220894/jRCT2080222825〕
【試験参加国】
日本、アルゼンチン、ブラジル、ブルガリア、カナダ、チリ、中国、チェコ、エストニア、グアテマラ、香港、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、マレーシア、メキシコ、ペルー、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、南アフリカ、韓国、スウェーデン、台湾、タイ、トルコ、ウクライナ、ベトナム
【原著】
J Clin Oncol. 2023 ;41:1986-1991. [PubMed: 36306479]
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