「キイトルーダ+アブラキサン」は、「PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳がん」を効能及び効果として2021年8月25日に承認された治療レジメンの1つ。
「キイトルーダ+アブラキサン」併用療法は、「転移・再発乳癌に対する全身性の前治療歴のない転移・再発又は局所進行性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の乳がん」に対し、「アブラキサン」単剤治療を上回る無増悪生存期間が期待できることがPhase 3試験『KEYNOTE-355』によって示されており、PD-L1陽性の転移・再発トリプルネガティブ乳がんに対して強く推奨されている。
「キイトルーダ+化学療法」の主な副作用は、貧血(48.9%)、悪心(41.1%)、好中球減少症(39.7%)、脱毛症(34.7%)、疲労(29.2%)、好中球数減少(23.7%)、下痢(21.9%)、ALT増加(21.5%)、嘔吐(20.1%)等。
【承認日】
2021年8月25日
【効能及び効果】
- PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌
【さらに詳しく】
- ペムブロリズマブ、MSI-H大腸がんとTN乳がんに適応拡大/MSD〔ケアネット〕
- ペムブロリマブがMSI-High大腸癌とPD-L1陽性トリプネガティブ乳癌に適応拡大〔日経メディカル〕
- 「キイトルーダ」、MSI-High結腸・直腸がんの適応追加 MSD、トリプルネガティブ乳がんも〔日刊薬業〕