【レジメン図鑑】キイトルーダ+カルボプラチン+アブラキサン(PD-L1強陽性肺がん:一次治療)

キイトルーダ(一般名=ペムブロリズマブ)」は、2016年12月19日、「PD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」に対して承認された後、2018年12月21日には「カルボプラチンアブラキサン」との併用療法として「切除不能な進行・再発の扁平上皮非小細胞肺がん」の治療としても承認された。

キイトルーダカルボプラチンアブラキサン」治療は、「PD-L1 TPS に関わらず、全身状態良好(PS 0-1)なIV期扁平上皮非小細胞肺がんに対する一次治療」として推奨されているレジメンの一つである。PS 2に対する一次治療としては行うよう推奨するだけの根拠が明確ではないと評価されている。

本レジメンの主な副作用(20%以上)は、脱毛症(45.3%)、貧血(44.2%)、好中球減少症(34.9%)、悪心(30.6%)、血小板減少症(29.1%)、下痢(21.9%)。

 

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【トライアル図鑑】KEYNOTE-407(PD-L1強陽性肺がん:一次治療)
【試験名】 KEYNOTE-407(Phase 3)〔NCT02775435/jRCT2080223513〕 【試験開始日】 2016年6月1日 【試験終了予定日】 2018年3月1日 トライアルの詳細を見る ...
【扁平上皮肺がん(PD-L1強陽性):一次治療(5年OS)】「キイトルーダ+化学療法」vs「化学療法」
KEYNOTE-407(JCO)                        遠隔転移を有し、PD-L1発現量が50%以上の扁平上皮非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「カルボプラチン+パクリタキセル(またはアブラキサン)」治療に「キイトルーダ」の上乗せを選 ...