【レジメン図鑑】キイトルーダ+カルボプラチン+ペメトレキセド(PD-L1強陽性肺がん:一次治療)

キイトルーダ(一般名=ペムブロリズマブ)」は、2016年12月19日、「PD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」に対して承認された後、2018年12月21日には「カルボプラチンペメトレキセド」との併用療法として「切除不能な進行・再発の非扁平上皮非小細胞肺がん」の治療としても承認された。

キイトルーダカルボプラチンペメトレキセド」治療は、「PD-L1 TPS に関わらず、全身状態良好(PS 0-1)なIV期非扁平上皮非小細胞肺がんに対する一次治療」として推奨されているレジメンの一つである。PS 2に対する一次治療としては行うよう推奨するだけの根拠が明確ではないと評価されている。

2021年度の中央社会保険医療協議会(厚生労働省)「DPC導入の影響評価に関する調査(化学療法のレジメン)」によると、5,115名(3.2%)の入院患者に選択されていた。

本レジメンの主な副作用(20%以上)は、悪心187例(46.2%)、貧血154例(38.0%)、疲労134例(33.1%)、好中球減少症101例(24.9%)、食欲減退84例(20.7%)。

 

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【トライアル図鑑】KEYNOTE-189(PD-L1強陽性肺がん:一次治療)
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【肺がん(PD-L1強陽性):一次治療】「キイトルーダ+プラチナ製剤+ペメトレキセド」vs「プラチナ製剤+ペメトレキセド」
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【肺がん(PD-L1強陽性):一次治療(2年OS)】「キイトルーダ+カルボプラチン+ペメトレキセド」vs「カルボプラチン+ペメトレキセド」
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【肺がん(PD-L1強陽性):一次治療(5年OS)】「キイトルーダ+プラチナ製剤+ペメトレキセド」vs「プラチナ製剤+ペメトレキセド」
KEYNOTE-189(JCO)                         EGFR遺伝子変異陰性かつALK融合遺伝子陰性、 PD-L1発現量が50%以上の非扁平上皮非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、化学療法(シスプラチンまたはカルボプラチン+ペメトレ ...

 

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「テセントリク(一般名=アテゾリズマブ)」は、2018年1月19日、「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(二次治療)」に対して承認された後、2019年11月22日には「カルボプラチン+アブラキサン」との併用療法として「切除不能な進行・再発の非扁平上皮非小細胞肺がん(一次治療)」 ...
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