【レジメン図鑑】オプジーボ+ヤーボイ(PD-L1弱陽性肺がん:一次治療)

オプジーボ(一般名=ニボルマブ)」は、2015年12月17日、「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(二次治療)」に対して承認された後、2020年11月27日には「ヤーボイ」との併用療法として「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(一次治療)」の治療としても承認された。

オプジーボヤーボイ」治療は、「PD-L1 TPS 1〜49%、全身状態良好(PS 0-1)なIV期非小細胞肺がんに対する一次治療」としては弱く推奨されているレジメンの一つである。

本レジメンの主な副作用は、下痢(15.1%)、疲労(14.6%)、発疹(13.5%)、食欲減退(12.4%)、無力症(11.4%)、ALT増加(11.4%)、リパーゼ増加(11.4%)、そう痒症(10.8%)、AST増加(10.8%)、甲状腺機能低下症(10.3%)。

 

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【トライアル図鑑】CheckMate 227(PD-L1弱陽性肺がん:一次治療)
【試験名】 CheckMate 227(Phase 3)〔NCT02477826/jRCT2080223011〕 【試験開始日】 2015年8月1日 【試験終了予定日】 2024年8月30日 【試験参加国】 日本(名古屋医療センター、愛知県がんセンター、千葉大学医学部附属病院、国 ...
【PD-L1弱陽性肺がん:一次治療(5年OS)】「オプジーボ+ヤーボイ」vs「化学療法」
CheckMate 227(JCO)                       腫瘍のPD-L1発現割合が1-49%の非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「オプジーボ+ヤーボイ」併用治療を選択しても、「化学療法」を選択した場合を上回る生存期間は期待しにくい。 ...

 

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【標準治療】PD-L1 TPS 1〜49%の非小細胞肺がん
1. PD-1/PD-L1阻害薬+プラチナ製剤併用療法 PD-L1 TPS 1〜49%のⅣ期非小細胞肺がんに対して、PS0-1の場合、「PD-1/PD-L1阻害薬+プラチナ製剤併用療法」が強く推奨されている。PS2の場合、行うよう推奨するだけの根拠が明確でない治療とされている。 ...
【レジメン図鑑】キイトルーダ+カルボプラチン+ペメトレキセド(PD-L1弱陽性肺がん:一次治療)
「キイトルーダ(一般名=ペムブロリズマブ)」は、2016年12月19日、「PD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」に対して承認された後、2018年12月21日には「カルボプラチン+ペメトレキセド」との併用療法として「切除不能な進行・再発の非扁平上皮非小細胞肺がん」の ...
【レジメン図鑑】テセントリク+カルボプラチン+アブラキサン(PD-L1弱陽性肺がん:一次治療)
「テセントリク(一般名=アテゾリズマブ)」は、2018年1月19日、「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(二次治療)」に対して承認された後、2019年11月22日には「カルボプラチン+アブラキサン」との併用療法として「切除不能な進行・再発の非扁平上皮非小細胞肺がん(一次治療)」 ...
【レジメン図鑑】テセントリク+カルボプラチン+ペメトレキセド(PD-L1弱陽性肺がん:一次治療)
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